行動するのが、
得意なあなたも
あまり得意でないあなたも
こんにちは。
フリーターを10年やっていたクライアントさんが、たった2年の勉強で司法書士試験に一発合格し、フリーター時代の彼女を思い出しながらジーンとき杉田です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
1週間お疲れさまでした!
えーと、今回は、「行動」というテーマでお話したいと思うんですけど、
個人セッションをしていると、「行動できない」という悩みを言われる方は多いですし、
なんといっても、私、今年から「Moe LOSER(燃えルーザー)」という「行動」をテーマにした企画もやってるので、
「行動」について、いろいろ言語化できることが増えてきたんですよね。
なので今回は、そんな「行動」について、もっと言うと、「行動できない」ということについてお話をしたいと思います。
それではさっそくきますが、まずは以下、
「行動できない人が よくやっていること」
について箇条書きにしますね。
「行動できない人が、よくやっていること」の1つ目が、
「① 自分ができないことをしようとする」
って、「当たり前だろ!」って言われそうなんですけど(笑)、
その意味するこころがなにかというと、まず、なにか行動できないと悩んでいる人に、
「どういうことならできそうですか?」
ってお聞きすると、けっこうハードルが高いこと言われることが多いんですよ。
たとえば、「この1年ずっと生活が乱れている」という問題がある人に、
「その問題に対して、どういうことならできそうですか?」ってお聞きすると、
「毎朝6時に起きる」みたいなこと言われるわけです。
でもそれ、もしかすると現時点ではちょっとハードルが高いんじゃないかと思って、
念の為、「それ本当にできそうですか?」って確認すると、「いや・・・」みたいになってしまうんですね。
なので、私は、
「あ、これは、「頑張ること」が目的ではなくて、「確実にできることをすること」が目的なので、できないことではなく、できることを考えてみませんか?
どういうことだったらできそうですか?」
ってお聞きしても、何度も何度も「できないこと」を答える人って多いんですよ。
要は、自分が「できる/できない」があまりよくわかっていないんですね。
そういうのが、「① 自分ができないことをしようとする」ってことの意味です。
これ、「行動ができない人」に、ホントよく見られる傾向なんですけど、
こんなふうに自分が言った言葉に責任を持たず、取り繕うようなことを言ってしまう人って、
「自信がない人」なんですよね。だからカッコつけちゃう。
でも、人前でも、自分に対しても「カッコつける」って、自信がないからやることなんですよ。
それから、「子供のころ、親の前で、とりあえず良いこと言ってないと気まずかった」なんて人も、「自分ができないこと」を言う傾向があるでしょうか。
でもそうやって、自分ができない行動を設定してしまうと、自分との約束を破る確率が高まりますから、自己認識が、
「自分 = やろうと思ったことができない人」
ってなって、それが強化されてしまうんですよね。で、ますます行動できない人になっていく。
なので、自分を客観的に見て、自分が「できる/できない」がわかっていることって、思ってる以上に大切なことなんですよ。
「行動できない人が、よくやっていること」の2つ目は、
「結果が測定できない行動をしようとする」ってことなんですけど、
たとえば私が、「その問題に対して、どういうことならできそうですか?」って質問をした時、
「なるべく●●をする」
みたいなことを言われるんですよね。
でも、たとえば「なるべく朝早く起きる」って、
・何時なら早く起きたことになるのか?
・1ヶ月のうち何日早く起きたら、「なるべく朝早く起きる」ってことになるのか?
が、よくわからないじゃないですか。
だから、「なるべく●●をする」って、自分が設定した行動が、やれたのか、やれていないのか、曖昧になってしまうんですよ。
でもそうなる、「私はその行動ができた!」っていう実感も曖昧になってしまうわけで、せっかく行動してるのに、自己認識が、
「自分 = やろうと思ったことができる人」
ってなりづらいんですよね。なんとも、もったいない。
だから、「なるべく●●をする」みたいな、結果が測定できないような行動を設定するのは、あまりおすすめできないんですね。
これは、本人が「どの行動をするか選ぶ時」の話なんですが、行動ができない人って、
「エッ、それ、本当に今やる必要のあることなんですか?」ってことをやる行動として選んでしまうんですよ。
でも「あまりやる必要のない行動」を選んでしまうと、言うまでもないですけど、モチベーションは低いですから、できない確率が高まりますよね。
で、自分との約束を破ることになる。
でも本人には、「あまりやる必要のない行動」を選んでるっていう自覚はないんですよ。
ではなんで行動できない人は、「あまりやる必要のないこと」を自分がやる行動として選んでしまうのかというと、
「自己肯定感が低い」ってことが関係してくるんです。
あ、世の中にあふれる、「こうしたほうが良い」みたいな情報って、聞く気がなくてもたくさん入ってくるじゃないですか。
で、自己肯定感が低い人って、元々「自分のままではいけない!」と思ってますから、
そういう「こうしたほうが良い」みたいな情報に踊らされやすいんですよ。で、たくさん「自分は、あれもしないと、これもしないと」ってなってしまう。
(そんな話コチラからどうぞ)
たとえばですが、そういう人って、
「SNSで、毎朝、白湯を飲むといいと言っていたので、それをやります」
みたいなことを言われたりするわけですけど、
(それがダメとかじゃなくて、説明をわかりやすくするための例として挙げています)
気になって、「それ本当に今やる必要のあることなんですか?」ってお聞きすると、「いや・・・」みたいになってしまうんですよ。
そういう人って、行動することでなにかを変えたいというより、
本当は「自分がそのままの自分を認めたい」んですよね。
だから、本音は「なにもしたくない」わけですから、「行動したい」というポーズを取りつつも、
人から「なにをしますか?」と聞かれたから、あまり必要のない行動を、しょうがなく、なんとなく挙げてしまうんですよね。
さ、ということで、以上、
① 自分ができないことをしようとする
② 結果が測定できない行動をしようとする
③ あまりやる必要のない行動を選ぼうとする
が、私が感じる、「行動ができない人が よくやっていること」なんですけど、
↓まさにこれやってると思いませんか?
では、行動できない人は、どうすればいいのかというと、今やっていることの反対をすればいいわけですよね。
以下、それを「行動できる人がやっていること」として箇条書きにしますね。
「行動できる人がやっていること」が、「自分ができることをする」って、これも当たり前すぎるんですけど(笑)、それがどういう意味かというと、
たとえばですが、「体を鍛えたい」という人が、
「毎日腕立て伏せを30回やる」と決めたけど、途中ツラくなって投げ出してしまった
なんてことが起きたとしますよ。
そういう時、「毎日腕立て伏せを30回やる」っていうのは、「できないこと」なんです。
でもそんな時、「いや、頑張れば腕立て伏せ30回できる。できないことではない」なんて粘りを見せる人もいますけど、
現実としてできない日があるということは、やっぱり「できないこと」なんですよね。
まずそれを認める。
で、そんなふうに、やると決めたことができない時って、スモールステップを作るとイイんですよ。
そんな具体例ですが、数を減らして、まずは「毎日腕立て伏せを5回やる」にして、たとえばそれを1週間続ける。
できたら、その次の週は、「毎日腕立て伏せを6回やる」にして、それを1週間続ける。
できたら、その次の週は・・・
みたいにするのがいいんですよ。
そうやって確実に自分ができることしていくと、
1日目 腕立て5回できた! 8日目 腕立て6回できた! 15日目・・・
2日目 腕立て5回できた! 9日目 腕立て6回できた!
3日目 腕立て5回できた! 10日目 腕立て6回できた!
4日目 腕立て5回できた! 11日目 腕立て6回できた!
5日目 腕立て5回できた! 12日目 腕立て6回できた!
6日目 腕立て5回できた! 13日目 腕立て6回できた!
7日目 腕立て5回できた! 14日目 腕立て6回できた!
ってことになって、自己認識が、
「自分 = やろうと思ったことができる人」
ってことになって、毎日それが強化されていくんですよね。
つまり、「自分との約束を守りまくりの自分になれる」んですよ。
そうすると、次の15日目も、腕立て7回やれる確率が高まるわけです。
で、いつの日か、「毎日腕立て伏せを30回やる」に到達する。
それって素晴らしいと思いませか?
これ、「就職活動がどうしても始められない」みたいな悩みがある場合も同様で、
スモールステップとして、まず「1~3日目 ネットで10分仕事を探す」とから始めて、
「4~6日目 ネットで15分仕事を探す」
「7~10日目 ネットで20分仕事を探す」
・・・・
みたいにやるといいんです。(そういうことがどうしても無理という場合もあるので、そういう時は、ご相談を)
なので、「自分ができることをする」、つまり、「自分との約束を守り続ける」って、地味だけど、ものすごく大切なことなんですよ。
で、「行動できる人」というのは、自分の「できる/できない」がわかっていますから、
そもそも自分ができない行動を、やる行動して挙げませんし、
いつも自分ができることをコツコツやり続けているわけですよね。
これは説明不要ですが、「なるべく腕立て伏せをする」とかではなくて、
「毎日腕立て伏せを5回やる」
とか、自分がやれたかどうか測定できる、具体的な行動にすればいいわけですよね。
「あまりやる必要のない行動」とか「やる必要のある行動」ってなにかってお話をしますと、
人が「行動」する動機って、
①「○○したい!」 (快楽を求める)
②「○○になったらマズイ!」 (苦痛から逃れる)
のどちらかしかないんですけど、①②のどちらの気持ちも薄いものが、
「あまりやる必要のない行動」だといえると思います。
なので、そういう行動を選ばず、「やる必要のある行動」を選びたいわけですけど、
私の場合はそれを具体的にどう判断しているのかというと、
やってみて、1度や2度とか、ちょっとやらないだけで投げ出しちゃうようなことって、そもそもやる必要がないんじゃないかって思うんですよ。
もっとやる必要のあることなら、ちょっとやらないだけで投げ出さないですからね。また再開することができる。
要は、行動なんて無数にあるわけで、なにをしてもいいわけですから、他に自分がちゃんとやる必要があることを選んだほうがいいってことなんですよ。
あ、気がつけば、すごく長い記事になってしまいましたが、最後に私がお伝えしたいことは、
世の中で、「行動できない」って、
「行動ができないのは、自分がダメだから」
みたいに、「能力」や「頑張り」の話になっていることが多いと思うんですね。
でも私は、「行動できない」って、「頑張っている/いない」ということより、
「自分ができないことを、やる行動として選んでいること」が1番の問題
じゃないかって思ってるんですよ。 本当は、「能力」や「頑張り」の話じゃない。
自分ができないと思っている行動も、スモールステップを作れば、できることはたくさんありますから、
そうやって、ちゃんといつも自分ができる行動を選んで、自分との約束をを守り続けていけば、
「自分 = やろうと思ったことができる人」ってジワジワ自己認識がって変わっていきますからね。
あ、それから、「行動」って、やっぱり、
「自分がやっていることを、ちゃんと見てくれる人がいる」
ってことも大切だと思うんですよ。
以下の私のホームページにある言葉です。
約束がないと、寝坊してダラダラと過ごしてしまう休日も、誰かと約束していると、早起きして、1日活動できたりしませんか? 人は、「1人ではできないけど、誰かといっしょだとできること」があります。
人は、自分のことに興味を持って、「見てくれる人」が必要です。
たった1人でも自分を「見てくれる人」がいれば、ほんの小さなキッカケで変わることができます。
私も、実は心理セラピストとして駆け出しのころ、プロにお金を払って月2回 話を聴いてもらってたんですよ。4年間にも渡って。
それって、どれほど自分にとって大きかったかって今にして思うんですよね。
あの4年間にやった「行動」は自分1人だけでは、とうていできないことだったなって。
やっぱり人に見てもらうと、張り合いが出るじゃないですか。
で、なんだったらその見てくれる人が、1人より、2人、3人と多いほうがいいと思って、私、
「Moe LOSER(燃えルーザー)」っていう企画を考えたんですよね。
さ、ということで今回は、「行動できない」って、「頑張っている/いない」ということより、
「自分ができないことを、やる行動として選んでいること」が1番の問題じゃないか
って話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!