心理のワークショップに
参加したことがあるあなたも
参加したことがないあなたも
こんにちは。
力の加減を間違えて歯磨き粉がたくさん出杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、どうでしょう、みなさん、心理のワークショップって、参加したことありますか?
きっと参加したことがある方も、ない方も、どちらもいらっしゃると思うんですけど、
参加したことがある方にお聞きしたいんですが、初めて参加する時って、事前にどう思いましたか?
アヤシ―とか思いませんでした?(笑)
ですよね。やっぱり(笑)。
あ、で、そんなふうにアヤシ―と思っていた「Yさん」という方がいらしてですね、
そのYさん、数年前に私のワークショップに参加してくださったんですけど、過去を振り返って初めて参加した時のことを彼のブログ(note)に書いてくださったんですよ。
で、私、その記事を拝見したんですけど、
「ここまでモジモジしながらも勇気を奮って参加してくださっていたのか・・・」
「こうやって人とつながっていくんだな」
という思いがこみ上げて、なんかジーンとしたんですね。
なので、まずはなにはともあれ、そのYさんのブログを読んでいただけたらと思うんですけど、以下、(前編)と(中編)がありますので2つの記事をどうぞ!
(ご本人の許可をいただいて掲載しております。固有名詞は出てきませんが、途中、杉田のブログとワークショップの話が出てきます)
あ、2つの記事、読まれました?
臨場感があって、心の動きが丁寧に描かれてますよね!
で、私、Yさんの記事を読んで思ったのは、Yさん、結果的にワークショップに参加することになって居場所を見つけられましたけど、
もしかすると紙一重でアヤシさが上回って(笑)、Yさん、参加してない人生になっていたかもしれないと思ったんですよ。
なので、Yさんと同じように私のワークショップのご参加を躊躇している方のために、もう少し言葉を足して参加のハードルを下げられないかと思ったんですけど、
そのためには私が、
「心理のワークショップをする時、意識していること」
をお伝えするのが一番いいのかなと思いました。
この内容、ワークショップをお手伝いいただくアシスタントの方には、こっそりお伝えすることもあった内容なんですけど、ブログでは初めてお伝えする話です。
それでは、以下、杉田が、「心理のワークショップをする時、意識していること」を箇条書きにしますね。
私、Yさんの記事を読んで、個人的にニヤリとしたのはこの部分なんです。
多分ここかなぁ…?
と思う場所を覗いてみると、主催者の方が。「あ、どうもこんにちは(小声)」
と、主催者というにはあまりにも腰が低く、緩い雰囲気の方でした。
あ、私、元々声は小さいと思います(笑)。
でも心理のワークショップではそれを意識してやっている部分もありまして、
ふつうだったら、多くの人前で話す時って、「堂々と」とか、「明るく」とか、「自信ありげに」とかそんなふうに話そうとするじゃないですか。
でも心理のワークショップでは、
「自分がパワフルな感じにならないようにしている」
んです。
これどういう理由かというと、人前で話す人がパワフルだと、その人が全体を引っ張っていく雰囲気が出ちゃうんですよね。
あ、ほら、会社とかでもパワフルな上司だと、「この人にまかせておけばいいや」って感じになるじゃないですか。
なので、私がパワフルにしちゃうと、話を聴いているほうは、「この人にまかせておけばいいや」って感じになって、その人の持っている力を引き出しづらくなってしまうんですよ。
だから、私自身がパワフルな感じにならないように、日常よりトーンを落としてるんです。
私、前にハローワークの職業訓練校で、メンタルの講義をしていたことがあったんですけど、
そこは大きな教室だったので、後ろの席の人からも私の姿が見えるように「立ち上がって」話をしてたんですね。
でもそうやって聴いている人たちより高い目線から話すと、私がどんどん「先生風」になってしまうんですよ。
要は、私が「席に座って」、聴いているみなさんと同じ目線の高さで話をする時より、パワフルな感じになってしまうんです。
あ、ちなみに私、セラピーやワークショップの時、自分を「先生」と思ったことはありません。「みなさんと一緒いる人」だと思っています。
そういう雰囲気が出てるからか、ふだんはほとんどの方から、「杉田さん」って呼ばれますけど、たまに、「杉田先生」とか呼ばれることもあるんですよ。
でもいちいち、「先生と呼ばないでください」とか訂正していません。
というのは、過去にいちいちそうやって「先生と呼ばないでください」と訂正する人を見て、メンドクセーと思ったからなんです(笑)。
まずこちらの都合でいちいちそう言うことは、無駄な中断になるし、
それに人から、親しくもないうちに「私のこと、〇〇って呼んでください」とか言われると、日常ならちょっとウザいじゃないですか(笑)。
あ、いけね、なんか話がズレしまいましたけど、私、このハローワークの職業訓練校での経験から、
「立ち上がって話すのは、なるべくひかえよう」
って思って、ふだんのワークショップでは、参加してくださっているみなさんと同じ目線の高さ(席に座って)で話すようにしているんです。
あ、でも私、実は気づいちゃったですけど、
「立ち上がって話すほうが楽」
なんですよ。
なんというか、「目線の高い位置で話すほうが、聴いている人に言うことを聞かせやすい」って感じがあるんですよね。「支配的」とでもいうのでしょうか。
むしろ、「同じ目の高さで伝える」ほうがよっぽどエネルギーがいる。
だから偉そうな人は、高い位置から話そうとするのかわかりましたよ(笑)。
私、いろいろな心理のワークショップに参加したんですけど、たまに、
初対面なのに、苗字ではなく、下の名前で呼ばれたり、
あだ名を付けさせられたり、
外国人名を付けさせられたり、
なんてことがあって、
主催者は意図をもってやっているのはわかるんですけど、私、そういうのがすごくイヤだったんですよね(笑)。 もっとふつうにやろうよって。
なので、私、ワークショップの場が、「日常と違った場所」みたいになってしまうのがイヤで、
日常とワークショップの間に境目を作りたくないというか、
日常の延長としてのワークショップになるようにしたいと思ってるんです。
なので、全体的に、わりと「ふつうにする」ってことを意識していますし、
ワークショップの中で、日常ではしない感じのことをする時は、「なぜそうするのか?」をちゃんと説明するようにしています。
なので、「ワークショップって、すごいヘンなことさせられるんじゃないか」みたいに心配している方は、どうかご安心くださいね。
意外とふつうです(笑)。
さ、ということで、以上が、私がワークショップする時に意識してることなんですけど、
これはあくまでも私の個人的な意見ですので、「これが正しい」とかいうつもりはありません。
ただ、私は、「心理の世界で対人援助をする人は、黒子であるべき」というふうには思ってるんです。
主役は、あくまでもワークショップの参加しているみなさんで、講師が主役になってはいけない。
なので、私から見て、「こういう心理の講師はちょっと・・・」と思うのは、
「参加者よりも、自分が主役になりたい人」かなと思っています。きっと本人は無意識だと思いますが。
具体的にいうと、
①「自分の経験を語りたい!」という気持ちが強い
②「自分をすごいと思わせたい」みたいに思っている
そんな人は、「参加者よりも、自分が主役になりたい人」かなと。
①は、「参加している方に説明するのに適切な例だから、自分の経験を語る」とかならいいんですけど、
そうじゃなくて、「とにかく自分語りをしたい!」と思っている人は、講師が前に出過ぎているなと思いますし、
②は、説明するまでもなく、講師が目立ちすぎですけど、そういえば、私が心理を習った先生は、
「新興宗〇の教△とか、自分を大きく見せたい人は、大きな窓とか、後ろから光が当たっている場所の前で話すんですよ。そうするとカリスマ性が出るんです」
なんて言ってましたっけ(笑)。
なので、私、実は東京でワークショップをする時は、私に当たる照明の光は、参加者のみなさんに当たる光より暗くしてるんですよ。
エッ、「それはお前の頭に光が反射して眩しいからだろ!」ですって?
あ、やっぱりそういう理由だと思いますよね(笑)。
さ、ということで、今回は、私、杉田が、
「心理のワークショップをする時、意識していること」
でしたとさ。
んー、ワークショップにアヤシ―と思って参加するをためらっている方がちょっとでも安心を感じていただけたらなーと思うんですけど。
エッ、「アヤシさは変わらない」ですって?
ですよねー。私、もし友人が、「この人のワークショップに行くんだ」って言って、私の写真を出したら、「やめといたほうがいいよ!」って言いますもん(笑)。
んー、やっぱり髪形変えたほうがいいのかなぁ・・・
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!