「人に心を閉ざしてしまう」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田 隆史 様

セラピーして頂いた○○です。
ご報告が遅くなりました。すみません。

ちゃんと期限内にハローワークに行きました。
が、その後、時間の余裕がなかったり色々な理由からうまく進んではいません。

セラピー中は、実はあまり新発見なことはありませんでした。
わかっていたり気付いてることばかりだったのです。

でもずっと、出口は解っているのに、鍵が見付からなくて扉の前でイライラうろうろしてる感じでした。

セラピー中、椅子が倒れる度、鍵が開いたような、そんな気分になりました。

セラピー後、何が変わったかと言いますと。
セラピー直後、渋谷の多すぎ!(笑)な人ごみの中を歩きながら、
「あぁ、この人達は本当に”ただ通り過ぎるだけの人達”なんだな」
と思いました。

以前の私は、人はウニとかいが栗みたいなもので出来ていて、通り過ぎる人でさえ、ちょっと触れただけで自分が傷つけられるんじゃないかと思っていました。

でもセラピー後は、丸いものが「ハイ、横通りますよー!」とサラ~と通り過ぎて行ったんです。

自分の人生には何も干渉できない人達なんだと自然に感じられました。

私は自分の中の部屋にずっと閉じこもっていました。
他人に対する扉(=入口)が勢いよく閉まる音を聞いたこともあります(イメージですが)。

部屋の中には、膝を抱えて顔を埋めて目だけでこっちを睨んでいる女の子がいました。

扉が開いた後、今は、二人の女の子がいます。

椅子に座っていた子が入り口付近にいる私の横に来て手をとり、
「出かけるの?行くの?行かないの?でも行くんでしょ?」
と聞いてきます。何やら楽しそうです。

どうやらこの子が「好奇心の子」らしいです。
この子は大変です。
杉田さん以上に「ユー、やっちゃいなよ!」と言うんです(笑)。

部屋には以前からずっと居た膝を抱えた子もいます。
睨んではいませんが、不安そうな目で私を見ます。
この子はどうやら「怖がりの子」のようです。

私は主にこの2人でできているようで、「やっちゃいなよ」「でも怖いよ」などと言うのを聞きながら、物事を決めていってます。

なんだか以前よりずっと物事の感じ方が単純になったような気がします。

他人にトゲトゲがないのも解っていますので、他人に対してアレコレ悩まなくていいんです。

2人の子と話をするだけで、自分が何をしたいか導き出せるようになりました。

相変わらず、人の言葉に傷つくこともあります。

他人に対しての感度が落ちたわけじゃないけど、自分の感情に対する感度を高められたので大事にしなきゃいけないものがちゃんと見えているようです。

捨てるモノと取って置くモノがわかったような…
部屋の片付けがサクサクできる感じでしょうか(笑)。

転職活動がうまくいかなくて、悩みの全てが綺麗に無くなったわけではないけれど、今、出口を目指して、地下から一歩階段を昇ったようなそんな気分です。

扉が開いただけでも私には大きな収穫でした。
夜行バスで東京に行った甲斐がありました(笑)。

本当にありがとうございました!
引き続き、転職活動頑張ります!

長くなってしまいました(汗)。
では、これにて失礼致します。

 

養老孟司さんの言葉をご紹介します。

君たちだってガンになることがある。

ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。

そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう。

では桜が変わったのか。

そうではない。それは自分が変わったということに過ぎない。

「知る」というのはそういうことなのだ。

心理セラピーは、まさに「自分を知る」ということをしているのだと思います。

すると、いつもと同じものが違って見えます。

杉田 隆史