「この先どう生きていけばいいかわからない」という悩み

「この先どう生きていけばいいかわからない」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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セラピーの感想・・・(すみません自分の話ばっかです)

マンガ家になる!って思って上京した頃、なんと言うか、自分はなんだか空っぽだ。という感覚がありました。

お話や絵が浮かんでは消え、否定したり、されたりする度に、数を数えることもできないのに絵も描けない、バイトにも受からない。
自分はどうやって生きていけばいいんだろうって。

小さいころから親に頼らず早く一人でなんでもできるようになりたいと思ってました。
周りに褒められたくて。いい子になれば居場所があるからと。

勉強も運動も習い事もやりたい気持ちはあってもサボってしまうこともあるせいか、
ものすごくできたことはありませんでした。

さらに大きくなるにつれて、自分よりも上の上をいく人たちがいて、その度に他人と比べて、できない自分、努力しない自分が嫌でした。

社会人になって、お金を扱うなんて無理。思ってもみなかったけど、やってみたら周りが自分のことを褒めてくれました。期待してくれました。
うれしくて勉強して、失敗しながらも期待に応えたくて頑張りました。

でもある時私はお客さんに間違って多くお金を渡してしまう事件を2回起こしてしまいました。

職場のみんなは誰も私のことを責めませんでした。励まし、助けてくれました。
実はその事件の前から確認癖はありました。
でももう怖くて、それ以降何度数えてもわからなくて、泣いてばかりでした。

ものを数える、確認することはあらゆる仕事にあります。
少しでも自分が楽しく仕事できることってと思った時に数えなくても良さそうな
漫画家になろうと上京しました。

でも漫画の世界でも違うことで泣いてばかりでした。
相手の言っていることがわからない、うまく描けない。

アシスタントを経て、今、結局動けない、進めない自分にあせっていました。
同時に自分の好きな先輩との関係でもどうしたらよいかわからず悩んでいました。
自分の居場所を得る為に、他人の為と考えて行動していたのに、報われない。

又健康マニアだったのに体調も悪くなる一方でした。

自分のこと、他人のことでのつまずきを集めては、なんて私はだめなんだ。
結局は他人の目を気にしすぎてることが根源かと思い、心理系の本を読み、自分を大切に・・・自分の限界を認める・・・腑に落ちたような落ちてないような?・・・なんとなくやり過ごしてきました。

正直こんなこと(セラピーを受けること)してる場合じゃないんだよなと思っていました。
でも先に進めるかもって期待もしてました。
杉田さんに会ったときこの人で大丈夫かな。。とも思ってしまいました(^_^;)

最初に自分のことを話終わった時、杉田さんは私に「●●さんはすごく頑張ってきましたよ」と言われました。
めちゃくちゃうれしかったです。

それはどの心理系の本にも書いてあることだし、いろんな人にも言われたことです。
でも自分ではその度に否定してました。

なんでか?
杉田さんの言われた「頑張ってきたよ」には私が今まで乗り切るしか無かった、しんどいけどそれしか無いと思ってたやり方に終わりを教えてくれたからです。

わたしのやり方□□さんのヴァイオリンだったんだと。
自分が感じてた空っぽ感はこれだったんだと。
終しまいじゃなくて別の道を見つけたんだと。

自分が殺し続けていた無意識の不良少年達はたくさんいる。
ずっとずっと否定し続けているのにずっとずっと居る。
しかも私が壊れないように助けてくれてる。
私が恋焦がれる他人よりもずっと私の傍にいる。

めちゃくちゃ高い段差の階段の上にあるなりたい自分、やってみたいことに憧れて、踊り場でずっと立ってた自分。
あきらめもつかず、どうすることもできず頭の中でぐるぐるしてる。それが今の私。

現実、練習もなんにもしない私は漫画家志望なんていえない。ただのフリーター。
でも、漫画家になりたいっていう気持ちを否定しなくてもいい。いてもいい。思ってもいい。

脳は主語がない。だから他人を嫌いになれば自分も嫌な気持ちになる。

リラックスする感覚。いろんなリラクゼーションを受けましたがどれもそこまで穏やかな暖かな感覚になったことがありませんでした。
自分の中にこんな気持ちがある。
嫌いだった感情とそばにいることは怖いことじゃない。ひとりじゃないと思いました。

ずっと頭の中で、本を読んでは解決してたけど、杉田さんのブログにも書いてあったことだけど、自分が無意識を殺していることはまったくわかりませんでした。
体験してほんとにほんとによかった。
杉田さんはすごいです。ほんとにウケました。

私のこれからはどうなるかわからないけど、今はセラピーを受ける前に思っていた
「セラピー体験後、これで先に進みたい」とは違う気持ちです。

ものすごい嵐で波が荒れる海から穏やかな水面になった感じです。
また荒れだしたら助けてください。お願いいたします。

今回は本当にありがとうございました。

 

「この先どうしよう?」とか、「この道で本当にいいのか?」とか悩んでも、

自分がつらい時って、まず考えが浮かんでこないし、良い判断ができないですよね。

そんな時は、まず自分が、「楽にならなきゃはじまらない!」んです。

さぁ、まずはお一人で抱え込まずに、楽になるところから目指しましょうか!

杉田 隆史