何かしようとする時、
たくさん発想が浮かんでくるあなたも
あまり発想が浮かんでこないあなたも
こんにちは。
雪の翌日坂道で必死に電柱にしがみつき杉田です。
1週間お疲れさまでした!
え~と、今回のブログはですね、
「なんか自分の生活がうまくいってないけど、現状を打開する、良い発想が浮かんでこない」
そんな時、どうすればいいかってことについて、1つのアイディアをお話をしたいと思います。
え~と、前にテレビを観ていたら、ある作家が、こんなこと言っていたんですよ。
「ずっと田舎の自然の中で暮らして、創作活動をしてきたけど、毎日が平穏過ぎて、段々文章が書けなくなってきた。だから、ギスギスした都会に引っ越すことにした」
この発言、私にはすごく印象的だったんです。
「平穏な中にいるほうが、発想が沸いてくる」という方もいらっしゃると思うんですけど私も全然ダメなようで、(笑)
昔、海外に逃亡して、目の前にキレイな海があって、1年中温暖な街で3年以上過ごしたこともあったんですけど、
私、そこにいる時、どうかなっちゃいそうだったんですよ。(笑)
あまりに心の襞にぶつかってくるものがなくて、自分の中に「発想」とか、「想い」とか、「この先こうしよう」とか、全然浮かんでこなかったんですよね。
私が今もそういう場所に住んでいたら、こんなブログ、更新できないんじゃないかと思うんです。このブログに相応しいネタが全然浮かんでこないような気がする。
と、私の話はどうでもいいんですけど、全然話題を変えます。(笑)
いきなりですが、「ロックンロール」って音楽のジャンル、何十年にもわたって世界中で聴かれていますよね。
その「ロックンロール」が、どういう経緯で生まれたか、そのルーツをたどっていくと、
どうやら、飢饉と貧困のため、渋々アメリカに渡った、アイルランド系移民たちが演奏したアイルランドの伝統音楽と、
奴隷としたアメリカに連れた来られた、アフリカ系の人たちの演奏したブルースとが、
アメリカという国で出会い結びつくことによって、「ロックンロール」が生まれたらしいんですよ。
ということは、アイルランド系移民も、アフリカ系の人たちも、「仕方なく、故郷から切り離されてしまった人たち」なわけで、そんな人たちの生活の中から、世界中の人の心に届く、「ロックンロール」は生まれたことになるんですね。
そういうことになると、人の心に響く表現とか、発想とかって、「平穏」とか、「幸せ」から生まれるというより、
「満たされぬ想い」とか、「憤り」とか、「悲しみ」とか、そんな中から生まれるような気がしちゃうんですよね。
ということで、そんな話の流れから、本題に戻るのですが、
自分の生活がうまくいってないけど、どうしていいかわからない、なんか良い発想が浮かばない、
そんな時って、あえて
「人から離れる時間」
を持つといいと思うんです。
「人から離れる時間」って何か具体的にいうと、
会社で勤めた後、家族の待つ家に帰る前に、30分カフェに寄ってから帰るとか、
1ヵ月、仕事以外は、誰にも会わないとか、
意識的にそういう時間を作るといいと思うんですね。
実際、私のクライアントさんが、セラピーの後、そういうことをして、人生を立て直した方って多いんですよ。
というのは、状況を打開する、良い発想とか、アイディアの多くは、
「自問自答」、「憤り」、「モンモン」、「孤独」、「悲しみ」、「自己否定」、「忍」、「満たされぬ想い」
そんな、「決して明るくない所」から生まれてくるのかなと思うんですよ。
そういえば、前に「直木賞」の選考委員も、新人作家に期待はずれが多い理由として、こんなこと言っていましたっけ。
「新しい作家たちが厳しく激しい自己否定を経ていないからであり、究極の孤独を体験していないがゆえに、真の共感を知らないせいではあるまいか」
タモリさんもよく、「お笑い芸人は、根っから明るい人はならない」なんて言っていますよね。
ということで今回は、たかが
「良い発想は、決して明るくない所から生まれる」
なんてことを言いたいがために、
「ギスギスした都会に移った作家の話」や、
「ロックンロールの起源」の話まで持ち出してしてしまいました。(笑)
では最後に、神話学者のジョゼフ・キャンベルの言葉をご紹介します。
優勝を手にするような最高のコンディションにあるスポーツ選手は、
自分の内部に静かな1点を持っています。
彼の動きはその1点から生まれるんです。
もし彼の全てが動きの世界にあったら、うまくいかないでしょう。
そう、人は「人の中」ばかりにいても、うまくいかないのかもなぁ・・・
どうでしょう、良い発想が沸いてこなないあなたは、「人から離れる時間」を意識的にとっていますか?
えっ、「いつも人から離れているのに、良い発想が浮かんでこない」ですって?
そういう方は、むしろ・・・・・
も~、どうすればいいか、自分で答えわかってるくせに!(笑)
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!