たとえ親がわかってくれなくても

親・家族にわだかまりがある

親が自分のことを

わかってくれるあなたも
わかってくれないあなたも

こんにちは。

「ポン・デ・リングに似てる」と言われて「エッ?」となり杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、最近、私、すごく良い記事(マンガ)を読んだので、今回は、その記事を元にお話したいと思います。

↓ちょっと長いですけど、まずはこの記事を読んでみてくださいねー。

母親「今日はお友達と遊べた?」1人でいるのが好きな女の子は、無理を続けて…

 

あ、全部読みました?
ねー、良い話ですよねー。(ジーン)

私もセラピーをやっていると、これと同じような、

「一人でいたいのに、お母さんに無理やり友達と遊ばされた」みたいな話って何度も聴いたことがありますし、

これと同じ悩みでなくても、

家族みんなが、それぞれ良かれと思ってやっているのに、なんだかズレていってしまう話ばっかりお聴きするんですよね。

だから私、こんな記事を書いたんですけど。

「100通りの言葉で I LOVE YOU」 その1

「100通りの言葉で I LOVE YOU」 その2

あ、で、私、今回ご紹介した記事を読んで思ったのは、このマンガの女の子は、ラッキーだなぁって。

セラピーを受けたわけではないのに、セラピーを受けたような体験をしてるんですよね。

そうなると、親にわだかまりがある方の中には、

「このマンガの女の子と同じように親に気持ちを伝えればいいのか!」

って思った方もいらっしゃると思うんですけど、いつもこのようにうまくいくわけでもないのが、難しいところなんですよ。

実際、私のセラピーでも、過去に勇気を奮って、親に自分の気持ちを伝えたって話をお聴きするんですけど

親に、いまだにわかってもらえなかったとか、
親がそのことを覚えていなかったとか、

逆に、親が落ち込み過ぎて、言わなければ良かったとか、
親がわかってくれたのに、なんか腑に落ちないとか、

うまくいかないケースもいろいろお聴きするんですよね。

それに、親に気持ちを伝えたくても、もう親が亡くなっているとか、何年も音信不通で行方がわからないとか、気持ちを伝えたくても、伝えようがない方もいらっしゃると思うんですよ。

では、そうやって親にうまく伝わらなかった方とか、親に会えないという方が、このマンガの女性のように救われないのかというと、全然そんなことなくて、

基本としては、

「親に直接気持ちをぶつけなくても、親にわかってもらえなくても、自分として、親に対しての感情を処理できればOK」

なんです。

あ、感情って、ちゃんと感じれば、消えてなくなるんですよ。

悲しい時、遠慮なく悲しんだら、悲しみは薄れていきますし、
腹が立った時、遠慮なく腹を立てたら、怒りが薄れていきますし、
怖い時、止めないで怖がることができたら、トラウマにならないですし。

そうやって、親に対しての未完了の感情を処理できれば、だんだんと親に対してのわだかまりも少なくなっていくんですよ。

「健全なあきらめがつく」といいますか。

 

あ、ということで、基本としては、

「親に直接気持ちをぶつけなくても、親にわかってもらえなくても、自分として、親に対しての感情を処理できればOK」

なので、セラピーでも、安心・安全の中で、

「イメージの中で」自分が親に対して感じていた感情を伝える

なんてことをするんですけど、

そういう作業って、ちょっと難しい部分もあるというか、人によっては、

ふだんから感情を当たり前のように「感じないように」しているから、全然感情が出てこなかったり、

感情って、いくつもの層になっているので、一番奥にある感情までたどり着けなくて、その一番奥にある感情が未完了のままになってしまったり、

本当は「悲しい」のに、自分では「腹が立っている」と思い込んでいるなど、自分でも気づかないうちに、本当の感情とは別の感情で表現したりする方もいるので、「本当の感情」が処理できなかったり、

そもそも、イメージだと、親に伝えているテンションに自分がなれないとか(笑)、

難しい部分もあるんですよ。

だから、私のような者が、そのお手伝いをするわけですが。

 

あ、でも、今回、ここでお話したような、

「親に対しての感情を感じる」

なんて話をすると、

「親のせいにしたくない」

なんてことを言われる方もいらっしゃるんですけど、

「親に対しての感情を感じる」ことの目的は、

「親のせいにすることが目的」ではなくて、
(そもそも前提として、自分の人生は、自分の責任です)

「自分の感情を処理することが目的」なんですよ。

もし、あなたに本当は少しでも、悲しいとか、腹が立ったとか、怖かったとか、「親へのネガティブな感情」があるなら、

「当時も親も大変だったから、しょうがない」なんてアタマで納得させても、感情って、ちゃんと感じないと消えないので、

心から「気が済んだ」って気持ちにはなれないんですよ。

なので、「親へのネガティブな感情」があるなら、いったんそれをちゃんと表現してスッキリさせておかないと、逆に、親を受け入れられなくなったりするんです。

 

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さ、ということで、話が長くなりましたが、

このマンガの女の子のような体験がなくても、
親がわかってもらえなくても、
親に会えなくても、

自分として、親に対しての感情を処理できれば、人は癒やされますからね、

って話でしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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