「100通りの言葉で I LOVE YOU」 その1

親・家族にわだかまりがある

バナナを

よく食べるあなたも
あまり食べないあなたも

こんにちは。

スーパーのレジで「ウワー!」と大声て叫んでいた赤ちゃんが私を見た瞬間に急に静かになり、たくさんまばたきし杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、セラピーをやっていると、クライアントさんから、

「亡き方への想いを聴く」

ってことがあるんですよ。

あ、その亡くなった方というのは、クライアントさんの

おじいちゃんだったり、おばあちゃんだったり、
お父さん、お母さんだったり、
夫、妻だったり、
彼、彼女だったり、
親友だったり、
お子さんだったりするわけですが、

「もっと○○に、△△してあげれば良かった」
「○○の気持ちを全然わかっていなかった」
「○○に申し訳ないことをした」

みたいに、亡き方への後悔を口にされる方って多いんですよね。

でも私、そういう言葉をお聴きしているうちに、全ての言葉が、

「(亡くなった方に) I LOVE YOU」

って言っているように聴こえてくることがあるんです。

あ、これ、私がクライアントさんの話を聴き流しているとか、そういう意味ではなくてですね、

どんなにクライアントさんが亡き方に対して後悔を話しても、結局言いたいことは、

「その亡くなった方を愛している」

ってことじゃないかと思うんです。

そういうのを私は、

「100通りの言葉で I LOVE YOU」

って呼んでいます。

あ、この「100通りの言葉で I LOVE YOU」って、なにも「亡き方への想いを語る時」だけではなくて、実は至るところで行われていて、

わかりやすい例を言えば、

付き合ったばかりのアツアツのカップルの会話って、「会話の内容」なんてどうでもよくて、何を話していたとしても全部、「I LOVE YOU」ですよね。(笑)

でもそういうわかりやすい例ばかりではなくて、

たとえば、私、セラピーをやっていると、「親へのわだかまり」を口にする方って多いんですけと、

どんなにヒドイことを言おうと、その方は、親に、

「100通りの言葉で I LOVE YOU」

なんだと思うんです。

「は?杉田さん、何言ってんの?I LOVE YOU なんて全然意味わからない!親のこと全然良く思ってないのに!」ですって?

そ、そうですよね。

今現在、親へのわだかまりがバリバリある方は、こんな話、全然納得できないと思うんですよ。

なので、今回は、そんな方のために、ちょっと架空の小話をしたいと思います。

 

あなたは生まれた間もないころ、森の中で迷子になりました。

そして、そんなあなたを、
お猿のお父さんとお母さんが見つけて、
自分の子供として育てることにしました。

バナナが大好物のお猿のお父さんとお母さんは、
いつも食事の時、あなたにバナナを持ってきます。

あなたは、最初はバナナをふつうに食べていたのですが、
さすがに毎回バナナばかりだとイヤ気がさしてきました。

あなたは、お猿のお父さんとお母さんに、

「なんで毎回バナナなの!」
「いつも甘いものばかりじゃ飽きるよ!」
「もうバナナ食べたくない!」

と何度も伝えるのですが、

バナナが大好物で、「この子もスキなはず」としか思えない
お猿のお父さんとお母さんは、
あなたの言っていることが、何のことだかさっぱりわかりません。

相変わらず、あなたに「栄養満点のバナナを食べさせないと」と
バナナばかり持ってきます。

それでもあなたは、何度も何度も
「バナナがイヤだ」と訴えるのですが、
お猿のお父さんとお母さんは、
あなたの言っていることが全く理解できません。
何度も訴えるあなたを見て、お猿のお母さんは、悲しそうな顔をしました。
お猿のお父さんは、あなたを怒ったりもしました。

あなたが、「バナナがイヤだ」と訴えている最中にも、
新たなバナナを見つけた、お猿のお父さんとお母さんは、
あなたの話を聞くのそっちのけで、
急いでバナナを取りに行ってしまったこともありました。

そうなると、さすがにあなたも、

「なんでこんなに何度も言ってるのに わかってくれないの!もういい!」

と言って、あなたは、お猿のお父さんとお母さんと
ほとんど口をきかなくなりました・・・

 

月日が流れ、そんなあなたも、
お猿のお父さんとお母さんの元を離れることになりました。

旅立ち日の朝、ここ何年も、お猿のお父さんとお母さんと
まともに目を合わせてこなかったあなたは、
久しぶりにお猿のお父さんとお母さんの顔を見上げました。

お猿のお父さんとお母さんは、昔からそうであったように
つぶらな瞳をして、あなたにバナナを持ってきました。

「最後なのに、またバナナ・・・・・」

その時、あなたは、はじめてこのバナナが、
バナナでなかったことに気が付きました。

バナナは・・・

 

 

この記事には、まだ続きがあるのですが、続きは、次回アップしますね。へへー。

(この話の続きはコチラからどうぞ)

「100通りの言葉で I LOVE YOU」 その2

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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