「心」を整えることは、時間とお金の節約になります

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「元気をもらった!」という言葉を、

よく言ってしまうあなたも
あまり言わないあなたも

こんにちは。

炊飯中に炊飯器のフタが開いてしまいワイルドな味の米を食べ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

5年ほど前、生まれて初めて読んだビジネス書に、

「お客さんは自分の欲しいものがわからない」

なんて話が書いてあったんですね。

これってどういうことかというと、

お客さんは「もの」を買いに来ているのではなく、「自分の欲求を満たしてくれる手段」を手に入れようとしている

んだそうですよ。

でもお客さんは、自分の欲求をどのように伝えていいかわからないので、とりあえず分かる範囲で、「~が欲しい」と言ってしまうんだそうです。

例えば、普段英語なんて全く使ったことがない人が、突然1ヵ月後に海外出張することになって、あわてて、「ビジネス英語が必要だ!」と考えて、英会話学校を探し始めたとします。

でも実際は、仕事の合間に勉強して1ヶ月で上達する英語なんて僅かだし、現地では「ビジネス英語」というより、簡単な自己紹介程度ができればいいのかなと。

それに会社も英語ができない人を行かせるわけですから、そんなにその人に英語力を期待してないと思うんですよ。

というかそもそも、「ビジネス英語」なんて、本当にあるんでしょうかね?

逆に言えば、今あなたは、会社で「ビジネス日本語」話してます?

確かに文書などでは、独特のビジネスチックな表現はあるけど、ほとんどの時間を、「普通の日本語」で会話していると思うんですよね。

だとすると、初心者が「ビジネス英語」を勉強するって、本当に効率的かどうか・・・

でも普段から英語を使っていない人からしてみれば、当然そんな状況は分からないわけですから、その人が分かる範囲で考えて、

海外出張 → 英語が必要 → 「ビジネス英語だ!」

となって、「ビジネス英語」をキーワードにして、英会話学校を探し始めてしまうんですね。

でもこの人が本当に欲しいものは、「ビジネス英語」ではなく、「事前の安心」だと思うんですよ。

だったら、同じように英語が話せないのに海外出張をしたことのある人から経験談を聞いてもいいし、それでも心配だったら、英語が話せる人と簡単な自己紹介の練習をすればいいのかもしれないし。

それなのに、「ビジネス英語だ!」と思い込んでしまうことが、その本のいう、

「お客さんは自分の欲しいものがわからない」

ということなんですよね。

 

これって実は私がセラピーをしていると、同じようなことを思うんですよ。

「クライアントさんは自分が悩んでいることがわからない」って。

実はクライアントさんからお話を聴かせていただいて、面白いのは、その方が、「本当に悩んでいることとは違った話」をされるケースって多いんですよ。

「やりたい仕事がわからない」という悩みを話しているはずが、本当は「人間関係」の悩みだったり、

「進路」の悩みを話しているはずが、本当は「性格」の悩みだったり、

こういうのもクライアントさんが、わざと違った悩みを言おうとしているわけではなくて、先ほどの「ビジネス英語だ!」みたいに、自分が分かる範囲で考えて、「これが悩みだ!」と思って、お話をされていると思うんですね。

でもそれが微妙にズレてるんだな。

そういえば、私、前のブログにもこんなこと書いていましたね。

 

あのシェクスピアいわく、「良くも悪くも自分次第」だと。

人は自分の心が、如実に外側に現われます。

例えば、「敵」とは、自分の前に「敵」がいるから、「敵」が現われるのではなく、自分が相手を「敵」だと思うから、「敵」が現われるんです。

自分の周りにあるものは、そのもの自体は何の意味もなく、それに意味づけをして「何か」にしているのは、自分なんですね。

ということは、

「自分の心が変われば、自分の周りの生活も変わる」

ということなんですよ。

ところが人は、一番大切な自分の「心ことに時間やお金を費やしません。
「心」は、目に見に見えないから。

だから、目に見える、目先のことに時間やお金を費やして、自分の本当の気持ちをゴマかしてしまうんですよ。

例えば、後から考えると、的外れな習い事を始めてしまったり,

「気分転換」なんて言いながら、何も変わらない旅行をしてしまったり、

何もやっていない自分に不安になって、興味もない資格試験の勉強をすることで、「やっているフリ」をしたり、

本当は職場の人間関係が嫌なだけのに、それを「独立したい」とか、さも前向きの目標にすり替えてしまったり、

そんな風に自分の「心」を見ないことで、どれだけ時間やお金をムダにしているんでしょうか。

 

「気分転換」なんて言いながら、何も変わらない旅行をしてしまったり、

何もやっていない自分に不安になって、興味もない資格試験の勉強をすることで、「やっているフリ」をしたり、

本当は職場の人間関係が嫌なだけのに、それを「独立したい」とか、さも前向きの目標にすり替えてしまったり、

みたいな、人がこういった的外れな行動をしちゃうのって、今回お話している、自分で「自分の本当の悩みがわからない」からだと思うんですね。

だから心理セラピストは、「つい違った悩みを話してしまいがち」なクライアントさんの言葉だけに囚われてはいけなくて、体の動き、姿勢、眼球の動き、声のトーンなどを注意深く観察しながら、悩みの核心に迫っていくんです。

私の心の中では、「ムム、この人はこの話題を話す時、両手で上腕をつかんで、守っているようなポーズをとるな・・・」とか、こういう部分はウソが出ないんですよ。

そんな風に丁寧にクライアントさんのお話を聴かせていただくと、

「ア~、これって「やりたい仕事がわからない」ことではなくて、「自分が人に弱みを見せられない」ってことが問題だったのか!」

とか、クライアントさんが「本当の悩み」に気付かれるんですね。

でもそうやって自分の「本当に悩み」に気づかないと、訳のわからない行動に時間とお金を費してしまいますから、

結局、「心」を整えることは、時間とお金の節約になるんですよ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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