「元気をもらった!」という言葉を、
よく言ってしまうあなたも
あまり言わないあなたも
こんにちは。
炊飯中に炊飯器のフタが開いてしまいワイルドな味の米を食べ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、オリンピックとか、映画とかドラマとか観たり、何か感動的な話を聞くと、
「元気をもらった!私もガンバる!」
って言う人って多いじゃないですか?
でもただそう言うだけで、実は何もしていない人って、結構いらっしゃいません?(笑)
ではどうすれば、「もらった元気」を消さずに、「ガンバリ」にかえられるのでしょうか?
その答えは・・・
あ、そのお話をする前に、ちょっと別の話をしたいと思うんですけど(笑)、
私、個人セッション(心理セラピー)をしていて、ちょっと面白いなと思うことがあって、クライアントさんにお会いすると、開口一番、
「セラピーに申し込んだ時は、ドン底だったんですけど、申し込んでから今までの間に、大分元気になってしまいました」
なんて言われることが多いんですよ。
なんか不思議でしょ?セラピーを受ける前に元気になってしまうなんて。
ではなんでそうなるかというと、「行動したから」なんです。
悩んでいる時って、あれこれ考えて不安になると思うんですけど、実は不安を減らす唯一の方法って、
「不安に対して行動すること」
なんですって。
逆に言えば、不安はそれをするしか減ることはない。
たとえば、「地震がくるのが怖い」と思っている人って、そのことをいくら考えても不安は減らないですよね。
やっぱり地震に対して、避難情報を調べたり、防災グッツを揃えたりとか、行動じないと不安は減らない。
でも悩んでいる時って、「ああでもない、こうでもない」って考えて不安になったりするわけですがけど、考えるだけでなにも行動してないことって多いじゃないですか。
ところが「カウンセリング・セラピーの申し込み」という行為は、自分の悩み対して、「申し込む」という「行動をしている」んですよね。だから少し元気になる。
それに、カウンセリング・セラピーって、ある意味、「受ける前からはじまっている」というか、
クライアントさんって、「自分で自分のことを選択する力」を持った時、それが癒しや自己成長につながる」んですよね。
つまり、「セラピーに申し込む」という行動は、1つの選択であり、
悩みに対して、「自分が選択する力を持った」ってことになるわけですよ。
だからセラピストに会う前に、「少し元気になる」っていうのは、ぜんぜん不思議なことじゃないんです。もう行動を始めている方が来られるわけですから。
で、ここでようやく、冒頭の「元気をもらった!」の話に戻るんですけど、
どうすれば、「もらった元気」を消さずに、「ガンバリ」にかえるかというと、これもセラピーにおける「申し込み」と同じで、
心の中にある「ガンバル!」という思いを
「なるべく早く」
「なるべく小さな行動にして」
その「思い」を表現するのがイイんですって。
例えば、家で映画を観て、「元気をもらった!私も運動がんばる!」なんて「思い」が湧き上がったら、
例えば、映画を観終わったら、「すぐに」、
地図を見てウォーキングするコースを考えてもいいし、
家を出て、散歩しながらコースを下見してもいいし、
いや、ジョギングのサイトを見るだけでもいいし。
でもたいていの人はここで、「明日から毎日3キロ走る!」とか、
「明日から~」とか、「想い」が湧き上がった時点から、行動を先延ばしし、しかもいきなり「3キロ走る」とか、「大きな行動」をとろうとするから、
結局やらないで終わっちゃうんですよね。(笑)
せっかく「もらった元気」も、心の中だけに留めて置くだけでは、すぐに消えちゃうんですよ。
「思い」を心の外側に表現した人だけが、こっそりスタートを切れるんだな。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!