自分の気持ちが
よく分かるあなたも
あまり分からないあなたも
こんにちは。
大戸屋で隣のテーブルで食べていたカップルが突然AGA治療の話をし始めたことに関連性を感じ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、今回の記事は、このブログの中では何度もお話してきた内容なんですけど、それでも、同じことでセラピーに来られる方が多いので、改めてお話したいと思います。
あ、今回のテーマは、
「自分がやっていることが、したいかしたくないか、わからない」
という悩みです。
そういう感じが、日常によく起こるんですって。
私は、そういう悩みがある方がセラピーにいらした時、こんな「小話&質問」をすることがあるんですよ。
深夜にテレビを観ていたら、「カップラーメン」の特集をやっていて、それを観ていたら、無性にカップラーメンが食べたくなりました。
でも、家にはカップラーメンがありません。
近くのコンビニまで買いに行くには、歩いて12分。
しかも外は台風が近づいてきていて大雨です。
傘をさして行っても、びしょ濡れになってしまう。そこで、「コンビニくのはつらいな」と思って、カップラーメンを買いに行きませんでした。
さて、この人は、カップラーメンを食べたいでしょうか?
食べたくないのでしょうか?
ちょっと簡単すぎる質問でしたかね。(笑)
あ、この質問の答えは、
「カップラーメンを食べたい」
です。「食べたい」ということは間違いない。
でもそれに付け加えると、
「カップラーメンを食べたい。
でも、台風の中、往復24分歩いてまでは、食べたくない」
(↑これが「自分の気持ちを正しく描写する」)
だと思います。
要は、何かをしたいと思っても、大変になったり、リスクがあると、たとえやりたくても断念することってありますよね。
でも、やりたくないわけではない。
一方で、何かをしたいと思って、大変だったり、リスクがあっても、どうしてもやりたい時って、やっちゃいますよね。
きっと台風の中、往復24分歩いてでもカップラーメンを食べたい人がいるように。
でも、カップラーメンを買いに行くのが正解で、買いに行かないのが間違っているということではなくて、
どちらを選んでも、
その人が優先したいこと(カップラーメンを食べたい or 台風の中歩きたくない)
がちゃんとできているのではないでしょうか。
(やりたいことをやっていない人はいない)
こういう感じで、人は、
「やりたい」からといって、必ずしもやるわけではないし、
「やりたくない」からといって、必ずしもやらないわけではない、
ということって、
ここでのカップラーメンの話だけではなくて、日常のいろいろなところで起きてると思うんですよ。
でも、ここでのカップラーメンの話みたいに、「自分の気持ちを正しく描写できる」ようになると、
「自分がやっていることが、したいかしたくないか、わからない」
みたいなことには、あまりならないと思うんですよね。
カップラーメンを買いに行くか、行かないかは、迷うとしても、「カップラーメンを食べたいか、食べたくないか自体」はわかるでしょって。
あ、でも、私がこういう「小話&質問」をしても、やっぱり、
「いや、それでも、やっぱり、自分がやっていることが、したいかしたくないか、わからない」
と腑に落ちない方もいらっしゃると思うんです。
私は、そういう方って、
自分を「感じる」ことができない方
だと思います。
子供の頃から、
人(親など)の気持ちに忖度しすぎている。
人(親など)の期待に応えすぎている。
人(親など)の指示に従いすぎている。
そんなことを長年「当たり前のように」やってきた方って、純粋に「自分の感覚を感じる」ことができなくなっているんですね。
「他人の望み = 自分の望み」みたいになっちゃってるというか。
自分と他人の境界線があいまいなんですよ。
でも、そういう方って、「さあ、自分の感覚を感じましょう!」と言われても、やったことないから戸惑うばかりなんですよね。
なので、そういう、自分を「感じる」ことができないという方に対して、私がやっているのは、
1 自分を感じるのをやめてしまった原体験を扱って、それを解除する
2 自分を感じることそのものの練習
という2つのことで、
それは私が、
は、個人セッションでやっていること
は、3つのワークショップでやっていること
なんです。
この「自分の感覚を感じる」ということを取り戻すにも、人によって適性があるというか、
のアプローチが良い方もいらっしゃいますし、
のアプローチが良い方もいらっしゃいますし、
両方やったほうが良い方もいらっしゃいます。
(それとは別に、ボディからのアプローチが良い方もいらっしゃいます)
なので、個人セッションでもワークショップでも、順番はどちらでも良いので、「自分が、したいかしたくないか、わからない」みたいなことが日常で頻発する方は、個人セッション や ワークショップにいらしてくださいね。
何度もこのブログではお話していますが、
って、セラピーやカウンセリングの「キホンのキ」で、「ココ押さえないとスタートできないでしょ!」ってところなんですよー。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!