「鈴木先生」というTVドラマを
ご覧になったあなたも
ご覧になっていないあなたも
こんにちは。
ジムに行く途中、保育園児がみんなそろって、「ヤッホー!いらしゃいませ!ファイト!ファイト!」と言っていたのを聞いて、その言葉を連続させる意味を考え杉田です。
1週間お疲れさまでした!
あの、いきなりですけど、あなたは、
「盗んだバイクで走れなかった人」
って言葉をご存知ですか?
あっ、結構ご存知の方いらっしゃいますね。(笑)
そう、この言葉、私が、「どういう人に向けてこのブログを書いているか」を一言で表した言葉なんですよ。
もちろん、この「盗んだバイクで走れなかった人」の元ネタは、
あの尾崎豊さんの「15の夜」の歌詞からなんですけど、私がその言葉を使って表現したかったことは、
「学生の頃、そうやって盗んだバイクで走るような、明らかな問題を行動を起こす奴だけじゃなく、クラスで目立たない、一見「イイ子」(盗んだバイクで走れない子)に見える奴も、実は「イイ子」であり続けようと無理をして、心に闇を抱え、結構悩んでるんだぜ!
誰からも悩んでいることを気づいてもらえないし・・・それに比べたら、盗んだバイクで走るような奴は、そういうことして自分の外側にSOSを発することができるだけ、まだマシだろ!」
って言いたかったんですね。(笑)
人生で損している「イイ子」の気持ちを代弁したいような感じというか。
だって、学校でグレていた奴に限って、そこですっかり発散できたのか、大人になって、結構ちゃんとした大人になっていたりしませんか?
ちゃんと働いて、結婚して、子供がいたりして。
それなのに、子供の頃「イイ子」だった人が、逆に社会に適応できずに、生きづらそうにしていたりするんですよね。(笑)
で、「ガマンしてイイ子やっていた私って何?」みたいに、その「報われなさ」に今になって気づいたりして。
「イイ子」って、ホント悩んでいても、まわりからは、「手がかからない」とか、「普通にやってるから大丈夫」とか思われて、そのツラさをわかってもらえないんですよね。
なので、私はこのブログで、そういった
「盗んだバイクで走れなかった人」の言葉にならない想いを言葉にしていきたい
と思って、これまで書いてきたんですよ。
なので、このブログに反応する人って、やっぱり「イイ人」が多いんですよね。(笑)
私のセラピーやワークショップにも、モジモジした「イイ人」ばかり来られるんですよ。(笑)
あっ、そういえば、私も小学生の頃とか、「クラスで一番マジメな人」というと、真っ先に名前があがるような、超「イイ子」だったなぁ。(笑)
先生に怒られて、立たされている人とかいると、「○○くんを許してあげてください」とか、先生に言っちゃうような子だったんですよ。
でもまぁ、それが大人になってからグレるんですけどね。(笑)
でもそんな私がこのブログを書いているから、無意識に
「イイ人」
「盗んだバイクで走れなかった人」
を引き寄せちゃうんでしょうね。
エッ、「ここまで聞いても、まだ「盗んだバイクで走れなかった人」の意味がよくわからない」ですって?
おっとっと、そんな方は、以下記事を読んでくださいねー。
(「盗んだバイクで走れなかった人」について書いたブログはコチラからどうぞ)
で、話は飛んで、ブログの冒頭の話に戻して、「鈴木先生」です。
みなさん、「鈴木先生」ってTVドラマご存知ですか?
あっ、これもご存知の方、結構いらっしゃいますね。
(「鈴木先生」についてはコチラからどうぞ)
「鈴木先生」
この「鈴木先生」、歴史的に視聴率が低かったらしいですけど、とても面白いTVドラマだったんですよ。
私、「金八先生」とか、「今を生きる」とか、今までたくさんの学園モノのドラマや映画を見てきたましたけど、「この先生イイ!実際に習いたい!」と思えるような先生はいなかったんですね。
でも、人のススメで何気なく観たこの「鈴木先生」の中に、はじめて「理想の先生」を見つけたような気がしたんです。
鈴木先生って、フェアで、生徒にも人気がある先生なんですけど、なかなか一筋縄ではいかない先生で、
ちょっと、というか、かなりヘンタイなんですよ。(笑)
大のモーソウ好きというか。
でも、それも等身大で、なんか好感が持てたんですけど。
で、その「鈴木先生」の中で、私が忘れられない話があって、それが「鈴木先生」の第7話なんです。
そう、今回のブログのタイトルです。
その第7話、「イイ子」というか、マジメな生徒の話で、私、この話を観た時、「こ、この子は、私だ・・・」って号泣しちゃったんですよ。(笑)
今まであれほど「盗んだバイクで走れなかった人」の気持ちを描いてくれたドラマは、観たことがないような気がしたんです。
でも私、それは「切なくなって泣いた」というより、
「よくぞ気づいてくれました!
よくこういう生徒にスポットライトを当ててくれました!」
みたいな気持ちで泣いてしまったような気がするんですね。
あっ、今書きながら気づいたんですけど、
私、よくブログ読者さんから、「ブログ読んで涙が止まらなかった」なんてメールやコメントをいただくことがあるんですけど、
私自身、「笑わそう」と思ってブログを書いてはいるんですけど、「泣かそう」と思ってブログを書いたことはないので、
「そこまで泣けるブログなのかなぁ」なんて思っていたんですよ。
でもそういうふうに言ってくださるのも、きっと、
「私の悩み、わかってくれる人がいた!」
という意味での「泣けた」もあるんでしょうね。
で、その「鈴木先生」、来年1月、映画になるんですって。
(「鈴木先生」についてはコチラからどうぞ)
映画「鈴木先生」
さっそく映画「鈴木先生」のホームページで見てみたら、私の心をクスぐる表現を発見!(笑)
「今の学校教育は、手の掛からない生徒の“心の磨耗”の上に支えられている」
「一見普通に見える生徒達ほど、心の中には鬱屈したものを抱えている」
いやぁ、わかってくれてウレシーなぁ。(笑)
ということで、私も、来年も引き続き、
「盗んだバイクで走れなかった人」に仕えたい
と思っています。
エヘへ、私、この「人に仕える」という表現がスキなんですよ。
(「人に仕える」という表現がスキな理由はコチラからどうぞ)
あっ、そういえばこの前、クライアントさんから、
「今の杉田さんは、盗んだバイクで走っている」
って言われちゃったっけ。(笑)
でも、確かに今はそうかもなぁ。(笑)
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!