青春時代、盗んだバイクで
走ったことのあるあなたも
走ったことのないあなたも
こんにちは。
ジョギング中に道にいたネコに「ニャ~」と挨拶したら、かなり真剣に逃げられ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
最近、シミジミ思うこと。
私のセラピーの個人セッションやワークショップに来られる方って、ホント 『いい人』 が多いんですよ。うれしいなぁ。
ワークショップに参加された方からも、
「よくこれだけの 『いい人たち』 が集まりましたね」
なんて、よく言われるんですよ。
ホント、セラピーやワークショップに来られる人って、私がセラピストだからということを別にして、普通にお会いしたとしても、心から応援したくなるような方ばかりなんですよね。
だから、
「そうそう、私は 『こういう人』 のためにセラピーをしたかったんだよなぁ」
なんて、いつも思ってしまうんです。
じゃあ、ここで、「 『こういう人』 って、どうゆう人?」ってことになるんですけど、
う~ん、私もうまくご説明できるかわからないんですけど、強いて言えば、
「盗んだバイクで走れなかった人」
だと思っています。
その意味をもうちょっとご説明しますと、私、心理セラピストですから、言葉悪いですけど、人の不幸な話を聴かせていただくわけですよ。
でも不幸というのも、いろいろ種類があるわけで、例えば、テレビや本とか、メディアでよく聞く不幸って、なんかドラマチックじゃないですか。(笑)
- 盗んだバイクで走って捕まる
- 先生を殴って退学
- 会社の上司と大喧嘩して1日で辞める
- 3回離婚する
- 借金にまみれてホームレスになる
ちょっと乱暴な言い方になるかもしれないんですけど、私、こういったドラマチックな不幸に遭える人って、逆に「すげぇ!」とか思っちゃうんです。(笑)
まずエネルギーが高くないとできない。
私だったら中途半端にストップかけちゃって、そこまでいけないですもん。
多分、こういった「盗んだバイクで走る」ようなことができる人って、
悩みがある時、それを「外側」に向かって表現できる人
だと思うんですよね。
だからこういう人は、ある意味、他人から関心を買うことができるんです。
SOSを誰かにわかってもらえて、助けてもらえたりもする。
でも、かつての私のような、「盗んだバイクで走れななかった人」って、悩みをあまり「外側」に表現できないんですよ。『いい人』だから。
「そんな、他人に迷惑かけちゃいけないし・・・」なんて健気に思って。
だから悩んでいても発見されず、世間にスルーされちゃうんですよね。
でもこういうのってちょっと哀しいよなって。
「言ったもん勝ちかよ!」みたいな。(笑)
だからこそとでも言うんでしょうかね、私、このブログを始めた時から、こういった世間では話題になりにくい、
「盗んだバイクで走れなかった人」の、言葉にならない想いを言葉にしていきたい
って思ってきたんです。
「盗んだバイクで走れなかった人」の悩みって、悩みが「内側」に向いて、自分を責め続けるんですね。
こういうのも、「盗んだバイクで走って捕まる」に比べたら全然地味だけど、結構つらいんですよ。
でも、それにしてもメディアとかでよく聞く、「不幸から復活した話」って、エネルギー高い人の話が多いですよね。(笑)
学校の番長だったのに、素晴らしい恩師に会って更生したとか。
エネルギーが低く、特に取り得もなかった私には、「番長になれるだけスゴイよ!」って言いたくなりますもん。(笑)
また「ホームレスから復活」なんて話も、その人がホームレスだったのは一時的だったりして、
「はいはい、私なんか20年低空飛行でしたよ」なんて言いたくなったりして。(笑)
あっ、ちょっと卑屈になり杉田。(笑)
あっ、そうそう、先日、驚いたのは
「誕生日だから、自分へのプレゼントとしてセラピーを受けに来ました!」
なんて方がいらっしゃいました。
(このお話はご本人の許可をいただいてをご紹介しています)
それにしても「誕生日にセラピー」って。(笑)
セラピーをマイナスなものではなく、プラスなものとして捉えてくださっているなんて、なんかうれしかったなぁ。
まさに「悩んでいない人の悩み相談」の真骨頂!
ということで、
「悩んでいない人の悩み相談」メンタルトラベル では盗んだバイクで走れなかった 『いい人』 をお待ちしております。(笑)
シャイで、やさしくて、謙虚で、健気で、地味で、会社で1人ランチを食べるような方で、サザンの歌詞のような、清々しい青春のなかった方、(笑)
ご一緒に
「盗んだバイクで走れなかった青春」
について語り合いましょう!
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!!