「なんか虚しい」という悩み

個人セッション(心理セラピー)体験者の声

「なんか虚しい」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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メンタルトラベル 杉田さま

杉田さんのセラピーを受ける前は、正直、期待と不安が入り交じっていました。

期待のほうは…
セラピー体験者の方の言葉を拝読すると、

「杉田さんのセラピーを受けると、気持ちがパッと晴れて、表情が明るくなる」という印象があり、杉田さん自身も「1回受けたら、それっきりもう来なくなる」とおっしゃっていたぐらい、それほど即効性があるのか…という大きな期待がありました。

不安のほうは…
セラピーと言うと、またお決まりのロールプレイをやって、時間が来たのではい終わり、という虚しさだけが残るんじゃないか…

という不安です。

”杉田さんのセラピーを受けると気持ちがパッと晴れる”というのは、あくまで一般的な傾向で、自分に限っては例外に入るんじゃないか…という不安がありました。

で、杉田さんのセラピーを受けて感じたのは…
正直、「感動した!」「気持ちがパッと晴れた!」というような、ハッキリした肯定感は無かったのですが、ボディーブローのように、後になってじわじわ効いてくるというか。

僕の場合は、「肩の荷が降りた」感じがありました。

そして、なぜかは分からないのですが、今まで、人生観において、
ただ「虚しい」
「生きる意味が分からない」
「はやく寿命が来て欲しい」
という諦観しかなかったのですが、それが薄れて、今まで感じたことのない感情が芽生えてきました。

それに名前をつけるなら、「男性性」でしょうか。
自分の人生を、自分でアレンジして生きていこう、という勇気というか。

今までの自分は、自分が運転する車がエンストを起こして、あるいは、タイヤが側溝にはまってしまってて、いくら全力でアクセルをふかしても、車輪が空回りしてしまう「しんどさ」があったのですが。

杉田さんのセラピーを受けて、まずはエンジンをかけてもらった、あるいは、側溝からタイヤを持ち上げて、車をちゃんと道路に戻してもらった…というのが、杉田さんのセラピーに対する、僕の感想です。

言語化するのが難しいで、たとえ話になってしまいますが。

セラピーを受けて、何か満たされたわけでもなく、自分が心底で、何を求めているのか顕在化しただけなのに、(求めていた愛が得られたわけではないのに)

なぜか、「肩の荷が降りてホッとした」感覚があります。
これからは、普通に運転するだけでいいんだ…と。

以前、元ひきこもりの方がおっしゃっていたのですが、引きこもる人というのは、エンジンが空回りしている状態で、いくら全力でエンジンをふかしても、それが推進に連動しないのが、ひきこもりの「しんどさ」ではないか…という内容の言葉を思い出しました。

元ネタは、「引きこもりだった僕から」(上山和樹)という本です。

公的な場で、引きこもりが論じられる場合、「引きこもりじゃない人が、社会問題として語る」場面が多いように感じます。

引きこもりに限らず、いじめや、年間3万人と言われる自殺者についても、「命が大切」「自殺は絶対ダメ」「日本経済の閉塞が…」という上滑りのスローガンや社会論ばかりで、その人たちの内面で起きていることに、誰も興味を示さない。
いつも他人事のように「社会ネタ」として語られるのが悲しいところです。

また、杉田さんが僕についておっしゃってくださった、
「自分の人生に対して、すごく責任感が強い方だと思いました」
という言葉が印象的でした。

僕を含めて、自己愛が強い方というのは、
「幸せを求めることについて、妥協を許さない」
という意味で、実はすごい人間なんじゃないか…と思いました。

日本人の多くが、「辛いのはみんな同じじゃん」
という言葉で、自分の内面を見て見ぬふりをする人が多い中で、「妥協せずに、自分の幸せを追求する」のは、実はそうできるもんじゃない。
自分は今まで、すごいことをやっていたのだ…と、杉田さんの言葉に気付かされました。

長くなりましたが、セラピーの感想でした。
自己愛の会、次から参加したいなと思います。

 

セラピーに来られる方は、今までの自分は、「思ったような結果が出せなかった」と思っていらしゃるので、「全然がんばってこなかった」のようなことを言われます。

でも本当は、「一生懸命生きてきた方」なんですよね。

だから心が苦しい。大変だった。

本当に、「がんばってこなかった」人は、大変だっだなんて思えないんです。

> ボディーブローのように、後になってじわじわ効いてくるというか。

> 僕の場合は、「肩の荷が降りた」感じがありました。

肩の荷がおりて、楽に動けるようになったあなたは、どこに向かっていくのでしょうか?

きっと、もっと好きなように、遠くまで行けるはずです。

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