イイ人はアートだ!

ココロのコラム(雑記)

自分のことを

「イイ人」だと思うあなたも
「イイ人」だと思わないあなたも

こんにちは。

携帯電話のマイクが壊れているのに気付かず1ヶ月くらい大声で話し杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、前からこのブログをお読みの方はご存知かと思いますが、私、このブログを、

「盗んだバイクで走れなかった人」

のために書いているんですよ。

エッ、「盗んだバイクで走れなかった人 の意味がわからない」ですって?

おっとっと、そんな方はこの先の内容がわからなくなってしまうので、
まずは以下の記事を読んでみてくださいねー。

盗んだバイクで走れなかった人

「鈴木先生」第7話

 

あ、で、この「盗んだバイクで走れなかった人」って、要は、悩みを自分の外に表現することができない「イイ子 → イイ人」のことなんですけど、

先日私がDVDを観ていたら、そんな「イイ子 → イイ人」の悩みを、すごくよく表したセリフが出てきたんですよ。

以下は、映画「鈴木先生」の中で、学校の卒業生が先生の向かって言うセリフです。

 

「先生、本当にイイ子を育てましたよね。オレもそうでしたよ。先生の言うことちゃんと聞く、マジメなイイ子だった。

中学の頃が一番楽しかったなぁ。
言われたままに勉強して、大人に好かれるイイ子やって。

でもさ、社会に出たら、まるで使いものにならなかったよ。
うまくやるのは、ズル賢い奴ばっかりでさ。

おかしいよね。あんた(先生)たちの言う通りにしてきたのに!

あの頃不良だった奴が成功しているんだって?
オレたち居場所もないのに!」

 

そうそう、「イイ子」の悩みって、こんな感じなんだよなぁ。(遠い目)

私自身が、典型的な「イイ子 → イイ人」として育ちましたからよくわかるんですけど、

「イイ子」って、学生時代は褒められるけど、ホント、「社会では役に立たない」んですよね。(笑)

私も何度も転職したり、引きこもったりして人生低空飛行している時に、学生時代はよく問題を起こしていた同級生が立派に社会人をやっていたりするのを見ると、ホントやりきれない思いがしましたよ。
ずっとガマンしてやってきたオレの人生て何だったんだろうって。

あ、そうそう、そのせいか最近、この「イイ人」って言葉の印象って、ちょっと変わってきたような気がするんです。

ほら、昔は「イイ人」って言葉って、文字通り「良い印象」があったような気がするんですけど、

最近の「イイ人」って言葉の印象って、「イイ人だけど・・・」みたいな感じで、

「何か足りない人」
「面白みのない人」
「無難な人」
「性的魅力が感じられない人」

みたいなニュアンスも含まれていて、人から「イイ人」と言われても、手放しで喜べない感じもありますよね。

でも私、最近のそういう「イイ人はダメ!」みたいな風潮に、ちょっと意義を唱えたいような気もするんですよ。

というのは、私の人生を振り返ってみると、今までどれだけ「イイ人」に助けられたのかって思うんです。

ほら、今までのあなたの人生を振り返ってみても、己の利益を度外視してまでも、あなたのために立ち上がってくれた「イイ人」っていませんでしたか?

私の場合、そういう人を挙げろというと、真っ先に竹内秀一さんが浮かんでしまうんです。

(私と竹内秀一さんとの出会いはコチラからどうぞ)

竹内秀一伝説

 

この竹内さん、私が人生のどん底の時、最初に私の可能性を信じてくだった方なんです。

私がはじめてワークショップ開催する時も、モジモジしていた私に、竹内さんは、

「ワークショップの参加者は私が集めておくから、杉田君はワークショップで好きなことやっていいよ。杉田君のワークショップの参加費は○○円ね」

なんて背中を押してくださり、主催者を買って出てくれたんです。

当時セラピストとして駆け出しだった私に、今と変わらない金額でワークショップを開かせ、ワークショップの内容もおまかせで

しかも竹内さん、自分の抱えている大切なお客さんを、私のワークショップに呼ぼうとしようとしていたんですよ。

どれだけ私を信用して、期待してくれているのかと。

私、もしヘンなワークショップをして竹内さんに恥をかかせるようなことをしたら、本気で腹切って死のうと思いました。

それから半年かけて必死に作ったコンテンツが、今やっている ワークショップ の原型なんです。

 

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ということで、「イイ人」のやることって、

己の利益を度外視したり、
「そ、そこまでするか・・・」ってことをしたり、
お人良し過ぎたり
1人だけバカみたいにガンバリ過ぎたり、

どう考えても「合理的でない」んですよね。

でもだからこそ、その姿が人の心が動かすんだと思うんです。

いつも要領良くて、うまく立ち回っている人を見ても感動しないですよね。

ということで、思い返してみれば、私の人生は、節目節目でそういう「イイ人」に出合って、その姿に「ウォー!」って感動して、ここまでやってこれたと思うんですよ。

あ、で、今回なんで、こんな「イイ人」って言葉にこだわってお話しているかというとですね、

私、先日、ある集まりの中で、

「あなたは『イイ人』って、どういう人のことだと思いますか?」

みたいな質問があったんですね。

その時、私は、

「人に不快な感じを与えず、みんなに優しい人」

みたいな、無難な答えを言ってしまったんですけど、後でその質問をずっと考えていたら、フと言葉が浮かんだんです。

「イイ人はアートだ!」って。

アートって、合理的なものでないし、効率的なものでもないですよね。

でも時にそれに感動する時がある。

アートは、損得という視点から見るものでもない。

「イイ人」っていうのも、それと同じで合理的じゃないし、効率的じゃないし、損することも多い。

でも人は、そんな「イイ人」に感動することがある。

そういう意味では、

「イイ人」って、アートと同じような存在であり、「イイ人」って、「1つの芸術作品」なんじゃないか、

って思うんですよ。

と、いつもとはちょっと違うトーンのブログが書きたくなる、少し寒くなってきた秋の今日この頃でしたとさ。(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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